「響く未来。ひらく文化。」
“A Hall that Resonates for the Future.”
名古屋・伏見に佇むしらかわホールは、世界水準の響きを誇るクラシック音楽ホールです。
1994年の開館以来、多くの音楽家と聴衆に愛され、数えきれない名演が生まれてきました。
2026年春、この場所は再び、街と人、そして音楽が交わるひらかれた文化の空間として歩み始めます。
しらかわ再生の物語
1994年に誕生したしらかわホールは、世界水準の音響を持つクラシックホールとして多くの人に愛されてきました。
しかし、建物の老朽化や社会環境の変化により、2024年2月、惜しまれながら閉館を迎えます。
その後、行き場を失った1台のスタインウェイとの出会い、そして12,000人を超える市民の声が、このホールの未来を動かしました。
新たな運営会社の設立とともに、しらかわホールは“保存”ではなく“再生”の道を歩み始めます。
しらかわホールが向かう未来
Mission
わたしたちは常に挑戦し、
社会に響くホールとして感動と未来を奏でます
Vision
人と人、街と世界が音楽でつながり、
しあわせの扉をひらく場所
Values
挑戦と進化
Challenge & Innovation
挑戦を楽しみ、未来を動かす
常に変化を恐れず、挑戦と革新を続ける。
音楽文化の未来を切り拓く“創造の原動力”として、柔軟に考え、動き、進化し続ける。
◼︎ Move
◼︎ Venture
◼︎ Conduct
響きと感動
Resonance & Inspiration
心を動かす体験を奏でる
音と心が共鳴し、一人ひとりの人生に残る体験を届ける。
世界水準の響きと丁寧なおもてなしで、唯一無二の感動を創り出す。
◼︎ Resonance
◼︎ Inspire
◼︎ Quality
芸術文化の発信と育成
Cultural Impact & Nurture
未来の芸術文化を育む
芸術の力を信じ、その可能性を世界へ発信する。
若手アーティストの挑戦を支え、次の時代の文化をともに育てていく。
◼︎ Continue
◼︎ World-class
◼︎ Nurture
地域と社会への貢献
Community & Co-creation
ともに創り、ともに響く
人・街・文化をつなぎ、社会とともに歩む。
音楽を軸に共創・協奏の輪を広げ、名古屋から世界へ“しあわせの響き”を届ける。
◼︎ Connect
◼︎ Concert
◼︎ Contribution
音響設計と空間の魅力
しらかわホール最大の魅力は、その音響の素晴らしさにあります。
靴箱(シューボックス)のように細長い空間により、側壁からの豊かな反射音が生まれ、クリアでありながら温かみのある響きを実現しています。
ファンボックスの誕生により、残響は深まりながらも、各楽器の音像は一層明瞭となり、1階席・2階席を問わず繊細な音の表情までが鮮やかに届けられます。このホールはピアノソロからオーケストラまで、あらゆる演奏の魅力を最大限に引き出します。教会に包み込まれるような、新たなしらかわホールの響きをどうぞご堪能ください。
浮雲
舞台上部の円形バトンには白い“羽根”の様な音響反射体「浮雲」が設えられています。この装置により、音は舞台から客席へと豊かに拡散し、空間全体に自然な広がりを生み出します。
凹凸
壁面や天井に施された凹凸の一つひとつにも、綿密な音響設計が息づいています。ファンボックスの壁に設えられたリブは、音響設計チームによるシミュレーションを重ね、音の反射を最適化しております。
吸音
しらかわホールでは、響きの豊かさと明瞭さを両立させるため、随所に吸音の工夫が施されています。
壁面はもとより、絨毯やファンボックスのカーテンに至るまで、空間を構成するすべての要素が「音」を中心に設計されています。
客席
座面の半分だけが跳ね上がる構造の客席の椅子は、観客がいない状態でも音を適度に吸収するように設計されています。これにより、本番とリハーサルとの響きの差が生じにくく、常に安定した音響環境を保ちます。また、ゆとりある座席間隔により足元には十分な空間が確保され、身体を預けながら音楽に没入できる快適性を実現しています。
余韻
終演後、ホワイエから帝王階段、エントランス、ピロティへと続く空間には、もうひとつの“響き”が広がります。ファンボックスや、新たに2階席に設えられた漆の手摺が、視覚的な美しさとともに静かな余韻を生み出し、音楽の記憶をやわらかく引き延ばします。
それは耳で聴く音ではなく、空間と素材が心に響かせる“見かけの音響”。しらかわホールでは、演奏が終わったあともなお、音楽とともに過ごす時間が続いていきます。